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レビュー

Evernote初心者向けのマニュアル「できるポケット+Evernote」

2015/12/25

できるポケット+Evernote

Evernoteを幅広くカバーしている入門書

革新的なPDFによる配布

日本のEvernoteに関する最初の著書という意味で意義のあるだけではなく、本著はPDFによるアップデートという珍しい取り組みを行っています。

KindleやiPadで昨今脚光を浴びている電子出版としてPDF配布を行うというのは意欲的で、iPhoneにおいて閲覧するにもまずまずの可読性を持っています。
版組と文字の大きさがかなり大きく取っているのでiPhoneでも紙媒体でも極端に差がないと言えます。

この点はかなり評価される取り組みではないでしょうか。

時代に即しているが物足りなさも

即時性も考慮してあり、iPhoneだけでなく、昨今話題に上がっていあるAndroidアプリも触れています。

Evenoteはクラウド型の情報ストレージですが、特に溜め込む記憶の部分と検索性によるロジック部分が優れていて「脳の拡張」と言われています。
それゆえ、使い方が千差万別になるため書籍化の方向は興味がありましたが、本著のアプローチは「インターフェースとしてのEvernote」であり、検索性を高めることで汎用的なハンドブックとして作られてます。

ライフハック的なTipsを求める人にはちょっと物足りないかもしれません。
何事もEvernoteに溜め込むほど使ってないのでそこまで偏った使い方をしてない私の場合、くせがないような印象と物足りなさが若干ありました。

以下、目についた部分。

  • PDF連携に関してはMacがWebクリッピングで可能。Webクリッピング機能がCSSの関係で崩れることを考えるとこの点はクリッピング機能をどこまで使うかなど、利用者として悩ましいところ。
  • モバイル機器などいくつかの入力先を属性として扱いやすくなっている。3.5以前にもあったかしら。
  • 共有機能はWebのみでしか利用できない。

活用術というより、使いたいときの機能検索としてはかなり優秀なハンドブックなのでEvernoteを、特にプレミアム会員の人は手元に置くといいと思います。
KindleやiPadでの利用が今後増えてきたとき、本著がどう使われていくか興味があるところでしょう。

追記

PDF配布という心もい自体は非常に評価されるものですが、DRMでなく、キーワード入力でのダンロードのみなのでアップロードに関しては非常に弱い感じを受けました。
アップデートした場合などの良さがそれほど強みにも思えないので現状、iPhoneなどで手軽に読める以上の利便性はないかなと思います。

【2015年12月25日】追記

最初にこの記事を書いたのは5年以上前ということで、リライト作業のために再読をしました。
と言っても斜め読みなので細かいところまではチェックできていません。

著者はブロガーとして有名な二方で「ネタフル」のコグレマサト氏と「みたいもん!」のいしたにまさき氏。
現在でも活躍されて、ブロガーの中では上位のお二人です。

Evernoteは今でも脳の拡張という記録領域拡張サービスとしてはトップランナーで国内でもかなりの場面で使われているようです。
他のサービスとしてはOneNoteが頑張ったくらいで、やはりクラウドストレージの部分もあるため、収益面なども含めて苦労する分野だということだと思います。

アプリ紹介の本書は現在で通じるのか

技術書の宿命でアップデートでマニュアル的新書が陳腐化します。
本書も残念ながら、Windows中心のアプリ説明が多く、環境やサービス面も変わってほとんど様変わりしてしまって陳腐化しています。

そのため、今からこの改訂版をお勧めする、というのが残念ながらしにくいと言わざるをえません。

とはいえ、やれることの基本は変わらないので読み返すという意味ではありかなとも言えます。
ノートの作って、分類し、検索するといった流れを掴むだけであればまだまだ現役の部分もあります。

また、最近はMacへ流れてきているのでWindows方面の書籍が欲しい人には選択肢になるかもしれません。

5年後の電子書籍事情

ここからは本書の話というより電子書籍、以前のレビュー時の話題など。

PDFが付いていて読めるというスタイルは、紙の本を買うと電子書籍を読めるというビジネスに引き継がれていると言えます。

しかし、5年で本当に変わりました。
Kindleがシェアをかなり占めるようになり、タブレットもかなり普及しました。
スマートフォンの大画面化も進みました。

5年前にKindle、iPadを予見できたということはこの類の人種には多いでしょうが、全般的にはよくもそう感じ取れたなと思えます。

5年前にエポックを生み出せていたサービスやハードなどはかなり多く今でも活用されています。
成熟期ということなのでしょうね。

今の所Evernoteは日本の多くの人が必須のツールになっているので5年後にも同じような印象を感じるかと思います。

Evernote
カテゴリ: 仕事効率化
現在の価格: 無料

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