Life is Enjoy

生活を楽しく

コラム

リモートデスクトップ環境にRaspberry Pi 3を使ってみる

2016/04/07

Th Raspberry Pi 3 本体

外で作業するときにダウンロード帯域を気にせずにデータを自宅のNASに落としておきたいなあと感じていました。

最近出たRaspberry Pi 3だと2よりも若干速度がアップされ、WiFiなど配線周りが楽になるなということで購入してリモートデスクトップ環境を構築してみました。

そもそもRaspberry Piとは何かということと利用法など

Raspberry Piは、というと簡単に言えばシングルボードPCで、最近注目されているIoTの制御や低価格ということで教育用などの限定された用途で大きな活躍ができるPCです。

Pi 3においても価格は$35にターゲット価格をしているところなど、組み込み開発者のみならずに簡易サーバなどを考えている人にも人気です。

Pi 2、3はかなりCPUなど強化されていてデスクトップLinux PCとしても重い処理をしなければ実用レベルで使えるとされています。

インターフェースとしてUSB 2.0、HDMI・コンポジット出力、100Mbps LANが搭載されてて電源はmicroUSBからとります。

ストレージはRaspberry Pi 3においてはmicroSDになっています。

外部出力ディスプレイとUSBキーボード、マウス、LANケーブルをつなげれば動くので自作PCに手を出した人には非常に手軽に環境を整えられると思います。

裸のシングルボードなのでケースもいくつか出ています。

Th Raspberry Pi 3ケースセット

重い処理をするとRaspberry Pi 3の場合は発熱が相当になるという報告もありますので注意。

また電源は2.5Aと高くなっているのでUSB充電器などを利用している場合は見直して、必要ならば2.5A対応のものを検討した方がいいと思います。

Linuxイメージについて

Raspberry PiはストレージがないのでディスクイメージをSDカード/microSDカードなどに別途、PCなどから書き込まなくてはいけません。

Raspberry Piにイメージを書き込む方法としてOSインストーラーのNOOBSを利用する方法か、提供元からイメージをダウンロードして書き込む方法があります。

NOOBSを試す

NOOBSはRaspberry Pi用のLinuxであるRaspbian組み込みのものか、ネットワーク経由のものがあります。

ネットワーク経由に関して最新バージョンではRaspberry Pi 3のWiFiにも対応しているので対応OSがあればネットワーク対応のものでも多分いけると思います。

ただ、みたところRaspbianとWindows 10 IoT Core程度しか見えなかったのでデスクトップ環境が整っているUbuntu MATE for Raspberry Piを使いたい場合はディスクイメージをSDカードに書き込む必要があると思います。

Ubuntu MATEのイメージ書き出し

いろいろと方法があるようですが自分の環境的にParallelsのUbuntu 14.04 LTSでダウンロードしてきたイメージを展開、そのままddで書き込みました。

公式的にはddsecureで行うように指示されているのでそちらのほうがいいと思います。

自分の場合、いじっていた時にカードロックをしてしまったとかいろいろトラブっていたので公式の方法を取っていませんがあまりそちらをお勧めはしません。

Ubuntu MATEのインストールには起動後にディスクイメージを拡張する作業があります。

これは提供されているイメージが4GBで固定されているためで、用いたSDカード(microSDカード)の利用領域いっぱいに利用できるようにしなくてはいけません。

Raspberry Pi 3でmicroSDカードを差し込み、起動した後に以下のリンクの作業を行います。(公式にも手順は書いてありますが)

Ubuntu Mateでデバイス周りなど

当たり前ですがi386バイナリは使えません。

なのでUbuntuでメンテナウンスされているものでも動かないものはそれなりにあると思います。

SynologyのCloud Station Driveは上記の理由で動きませんでした。

Chromeも動きませんね。(多分)

Raspberry Pi 3は2に対してWiFiとBluetoothが対応になっています。

Ubuntu MATEではWiFiが対応していますが、Bluetoothの方はどうもうまく動作しない感じでした。

リモートデスクトップへ

自分のRaspberry Pi 3の用途として簡易的なリモート環境を作りたいということだったのでメジャーなVNCでもとまずは試してみます。

vncserverをまず試しましたが、どうもディスクトップ環境が設定されてないとうまく動かず、ただのターミナルな状態になったので却下。

これ、tightvncserverならばよかったのかしら…

結局、xrdpをインストールしてリモートクライアントから接続。

こっちは結構楽でした。

Th レモート環境

MacなどはVNCでも表示画面のリモートになりますが、LinuxでVNCやxrdp接続だと仮想的な画面やユーザーで利用できるのでちょっと感覚が違います。

リソースを使う、という感じになりますね。

VPNクライアントにしてみる

外部から接続するためにVPNクライアントにしないといけなかったりします。

VPNサーバはSynology DS215jです。

サーバは作るのが楽だったのですが…

まず、Ubuntu MATEには標準でPPTPしかありません。

PPTPはセキュリティ的にはあまりよろしくないということもあるのでL2TP/IPSecかOpenVPNあたりを利用したいと考えます(というか、SynologyのNASにはPPTPとこの二つしか提供されていない)

L2TP/IPSecのパッケージの方ですが、どうもメンテナンスから外れたりなど色々とあってどうも利用する以前の問題です。

他方、OpenVPNの方はありそうなのでインストールして使ってみます。

OpenVPNでの接続自体は問題なかったのですが、どうも同一セグメントから見れない、という状態で接続してしまっている模様。

サーバ側、クライアント側でどうもネットマスク全部覆っている感じな気がしますが、どこでどうやればいいやらと。

というわけで諦めてPPTP。

もう限定的に使うんだからいいやという投げやりな感じで使うことに。

なんというか、悲しいオチです。すいません。

最後に使用感など

運用していますが必要な事態にはあまりなってないのでどの程度の安定度なのかはちょっとわかりません。

ここ1、2週間で結構エラー出たり、接続切れたりなど見ているのでちょっと不安な要素はあります。

今回の話とずれますがデスクトップ環境に関しては結構キビキビ動いている感じがします。

普通にLinuxデスクトップで簡単なコードなどの処理などは十分以上に使えると思います。

ブラウジングも画像が多くてキャッシュしなければいけない場合とかなければそこそこ標準のFirefoxで閲覧できました。

Linux入門には安価ですし、非常にオススメです。

Th Raspberry Pi 3箱

Amazonでも取り扱ってますがマーケットプレイスです。

今回、WiFi、Bluetoothの関係で技適を通さないといけなかったりするのでその部分の対応がなされている店舗での購入をオススメします。

Raspberry Piには製造元としてRS ComponentとElement14がありますが、基本は同じです。

部品が若干違う程度なので性能には差は出ません。

自分の場合は運良く、秋月電子で購入できました。

また、国内の正式代理店であるアールエスコンポーネンツ株式会社の個人販売向け代理店のKSYでも取り扱っています。

なかなか品薄でいち早く購入したい方などはAmazonのマークットプレイスでの購入が手ごろかと思います。

-コラム
-, , , ,