Moto G4 Plus購入から1年で感じたことなど
2017/08/13
Moto G4 Plusを購入してから1年が経ちました。
購入した動機としてはメーカーのプリインストールアプリがない方がクセがなく、OSアップデートも早いのではという理由です。
2015年に発売されたNexus5Xは端末価格が思ったより高額であり、またその後にスマートフォンの画面サイズを5.5インチの方が好むようになったのもあってしばらく様子をしていました。
ASUSのZenFone3の台湾での発表を見ると当時所有していたZenFone2 Laserのこともあって興味が出ましたが国内販売がかなり遅れたのと5.5インチモデルは海外モデルでも思ったよりは若干高く感じたのがあり、当時は選択肢としては外しました。
そこでかなり使用感がピュアなAndroid環境であるMotorola(Lenovo)が国内で展開するというので注目していました。
Moto G4 Plusを予約開始で注文して購入したレビューは以下のエントリーに。
プリインストールやソフトウェアアップデートのことなど
特殊ハードを前提にしていないAndroid環境の場合、環境をそのまま使うよりもGoogle Playで環境を使い込むような感じになるとは思います。
最近だとY!mobileのAndroid Oneがこの路線でNexusに対して新興国向けということで抑えられたものになっているようです。
Moto G4 PlusはSnapdragon 617なのでミドルレンジとしてもAndroid Oneよりは処理能力は高いとは思います。
プリインストールに関してはモトローラのアプリが1つのみということでシンプルですが、ある程度のAndroid端末を使い込んでいる人であればホームアプリやSNS、ネットサービスなどのアプリをインストールして環境を構築すると思うので1年ほど使って見た感想は、それほどピュアなAndroid環境は重要ではないいのではと思うようになりました。
AndroidのソフトウェアアップデートはiOSに比べて格段に遅く、端末ごとにバラバラというのが定説です。
Googleの端末であるNexusやPixelにおいてAndroid 7.0 Nougatは2016年8月にアップデートを開始しています。
Y!mobileのAndroid Oneは10月です。
Moto G4 Plusは2017年2月、Huawei P9は同年3月。
ASUS Zenfone3は5月とASUSの遅さはZenFone2 Laserの国内盤の時の遅い配信時期を知っているので端末の国内発売時期を考えればそれなりの時期な気もします。
Moto G4 Plusも結局半年以上かかっていることを考えると1、2回のソフフトアップデートを受けられると考えればメジャーな端末でもいいのかもしれません。
HuaweiやAsusなどといった製造メーカーの端末の特徴は独自開発のハードとメーカー設計のホームアプリや各種プリインストールですが、この部分がステータスバーに機能を追加しているものも多く、この機能が地味にいいというものもあります。
例えばメモリ解放機能やキャッシュ削除などは便利なものと言えます。
こういう部分をMoto G4 Plusは自分で探して使うという点はコアなユーザー向けとも言えます。
自分の場合、どの環境も同じにするためかホームアプリはNova Launcher、メモリー解放アプリはスマホ最適Plusを使っているのでその部分はこの1年間でなくなりました。
SIMフリーの格安スマホということでMVNOを使っているのですが、多くの業者がデータ量などが分かるようなアプリを提供しているようです。
この部分はうまく使えばキャリアと同じレベルの使い勝手にはなると感じました。
- メーカー固有の癖がない環境としてMotoシリーズは満足できる
- ホームアプリなど環境を自分向けに構築する人にとってはそれほど端末差はないような気がする
- ソフトアップデートは半年後以降なので特別早いわけではない
- スペック的な部分でソフトウェアが困ることはなかった。重い処理の3Dゲーム以外で困ることはなさそう
端末の筐体やデザインについて
Moto G4 Plusのハードの特徴といえばDSDSだと思います。
SIMカードやmicroSDカードを裏蓋のカバーを取り外すことで簡単に利用することができるのは便利とは思います。
ZenFone2 Laserの裏蓋の開けることの難しさといったら…
逆にデメリットはプラスチック樹脂によるカバーで非常に安っぽい感じを受けます。
昨年ヒットしたHuawei P9シリーズがアルミフレームによる高級感があったのもあってかなり筐体デザインは残念なものと感じました。
物理ボタンの配置に関してはAndroid端末は製造メーカーの仕様になるためバラバラだったりします。
ZenFone2 Laserなどは独特なので併用してた時はちょっと戸惑っていた気がします。
指紋認証の速度は特に癖がないと思います。
Huaweiなどは指紋認証にジェスチャーをつける端末もありますが、Nougatになって画面スリープの操作が加わった程度です。
Moto G5で指紋認証にジェスチャーがついたようですが、この部分もメーカー独自実装なので機能が同じでもジェスチャーは違っているようです。
iPhone7を使っているとホームボタンの指紋認証での解除はちょっと反応や手間が癖があってイマイチに感じますが、限定的な場面でしか使ってないせいか、Moto G4 Plusの指紋認証は認証速度や認識率はいい感じがします。
カメラ性能ですがスペック的には標準と思いますが取り立てていい点はない感じです。
プリインストールのメーカー製のカメラアプリもないのでソフトウェア的な処理なども含めて購入時にはそれほど撮影能力が高いようには思いません。
おまけ程度というものでもないので最低限は使える感じです。
- MicroSDやSIMカードを挿入するのに裏バタは開けやすい
- カバーのチープさとデザイン全体的に高級感はない
- 指紋認証の速度は速いほう
- 指紋認証ボタンにジェスチャー機能はほぼない
- カメラ性能は普通でメーカー製のアプリもない
2台運用などで使ってみた感じ
iPhoneをメインのスマートフォンとして利用しているのでMoto G4 Plusはバックアップ機、サブ機という位置付けになります。
DSDSなのもあるのでiPhoneの故障に対して使えればいいなくらいな感じです。
(使う場面がないので未だ試してないのでスイマセン)
一応、最低限のアプリなどは入れてますがiOS固有のアプリでないと困るもの以外は支障がない程度には入れています。
iPhone7 Plusの利用率が高いため、バッテリーを充電する場面が結構あるためその場面でも使ってもいます。
Pokémon GOとIngressを同時に遊ぶにも結構都合がよかったりはします。
ポータルの情報が同じものが多いので。
ただ、コアユーザーでなければそこまでやらないですね。
パフォーマンスが向上した後継機Moto G5 Plusも同程度の価格で提供されているようなので今Motoシリーズを選ぶならばMoto G5 Plusでいいと思います。
- スマホ2台持ちは趣味の領域。バックアップ機として格安スマホは手頃
- Pokémon GOやIngressを同時にやるには便利な部分もあるけど、限定的な人の話
- 後継機Moto G5 Plusなども同様の使用感とパフォーマンス向上なので今ならばそちらを。